欧米と日本の食事習慣の違い

風習の違う海外の人と対面をするとき、最初に身に着けておきたいのが食事に関するマナーでしょう。

他国の食事のマナーを学ぶことは、そのまま相手の母国の文化を学ぶことと言っても過言ではありません。
日本国内では当たり前のように行われている食事の作法も、海外の人からすると非常に滑稽であったり、時には無礼なことをしているかのように見られてしまう場合もあります。

相手に不快な思いをさせないため、外国の人と一緒に食事をするときにはマナーについて最低限知っておくようにしましょう。
反対に、日本人の目からみるとちょっとおかしなことをしているように見える風習も、相手にしてみると精一杯のマナーであるのかもしれません。

日本における独自の食事のマナーとしては、まず箸を使ったものがあります。
最近では厳しくしつけられずに育った人でも、箸の基本的なマナーを知らないということも見受けられます。
箸と箸同士で食べ物を受け渡す「箸渡し」や、橋を使って食器を引き寄せる「寄せ箸」などは、箸を使うときには絶対にしてはいけない「嫌い箸」と呼ばれるマナーです。
目の前の相手が海外の人であるかどうかに限らず、日本人としてはこのような箸のマナーは守るようにしましょう。

また、日本においては当たり前な麺類を食べるときのズーとすする音は、海外の人にとってはとても信じられないことです。
フランスなどでは、パスタを食べるときにもちょっとのすする音を立てないというふうになっているので、食事の時にはちょっと気をつけた方がよいかもしれません。

欧米の人独自の食事習慣としては、たとえばゆでたじゃがいもを食べるときの方法があります。
サラダとして日本でもよく食べるジャガイモですが、ドイツの人はこれを食べるとき、自分のお皿の上でフォークの背中を使ってつぶし、マッシュ状にしてから食べます。
フランス人の場合は自分のお皿の上で小さく切って食べるようにしているようです。
基本的にフランス料理を食べるときには必ずといってよりほどテーブルにワインが置かれます。
アルコールが苦手という人は、ワイングラスを逆さまにしておくことで「注がないでほしい」という合図でもあるので、気を使って勝手にワインを注がないようにしましょう。

欧米の人におけるナイフとフォークのマナーは、日本における箸使い同様、実はかなり細かく定められています。
基本的なテーブルマナーを身につけ、楽しく食事をしましょう。