食事の質や健康面のこだわり

現在先進諸国を中心として、肥満が大きな社会問題化していますがアメリカにおいてはその比率はかなり深刻です。

日本においても増加傾向にある肥満ですが、この測定はBMI(ボディマス指数)という身長からみた体重の比率で計算して出されます。
一定の数値以上の体重となってしまった人のことをいわゆる「肥満」としています。
この肥満と診断される人の割合は日本においてはわずかに3.5%であるのに対し、アメリカでは自己申告と測定比率を合わせてなんと35.9%になります。

さらにちょっと興味深いのが、アメリカ人に対して「自分は健康的だと思うか?」というアンケートをとってみると、
健康だと回答した人のうち9割以上が実際には太りすぎとされる肥満指数となってしまっていたということです。
自分の欠点は見えにくいとは言いますが、これはちょっと見過ごせない値です。

アメリカ人は、他の世界各国を見ても群を抜いて肥満比率が高い国となっています。
同じく肥満率の高い国としては、メキシコやハンガリー、ニュージーランド、イギリスとなっていますが、いずれもアメリカに比べれば5%以上も差がついています。

なぜこんなにも肥満率が高くなってしまっているのかというと、それはアメリカの伝統食とまでなってしまっているファストフードによる影響力が高いものと言われます。
ファストフードを中心とした食生活をしていると、1日で摂取する野菜の種類は2種類ほどで終わってしまうという調査結果もあります。
日本において1日50種類の食べ物を食べるように推奨されていることと比較をすると、なんだか既に努力目標とされているレベルが違うのだなと思ってしまいます。

その反面、アメリカ人の中でも上流階級と呼ばれる高収入層を中心として健康志向がかなり強まってきています。
例えばウォール街を散歩してみると、スリムで引き締まった体型をした女性などが周辺をランニングしている姿を見かけます。
オフィスビルとして並び立つビルの中を見てみると、ワンフロワー全体がトレーニング・フィットネスルームになっているものもよく見かけます。
考えてみると日本における年配の経営者や政治家で、日常的にランニングなどをしている姿はあまり見かけませんが、アメリカの経済的著名人などはよくスポーツをしている姿が報じられます。

どちらがよいかということはなんとも判断しがたいところですが、アメリカにおいては運動、日本においては食生活における健康管理が一般的なようです。