能のルーツ

日本の伝統的な芸能の一つに能があります。
能は鎌倉時代後期から室町時代前期にかけて確立されたといわれています。
そもそもは奈良・平安時代からあった歌舞音曲や神様への奉納の舞を体系化したものです。

能が日本を代表する芸能になった重要人物として、世阿弥の存在は無視できません。
日本史の勉強をした中で名前を耳にしたことがあるという人も多いでしょう。
世阿弥は「風姿花伝」という書を著していて、その中で独自の芸術論を展開し、
世の注目を集めました。

能の特徴として、シンプルさが挙げられます。
歌舞伎や現代の演劇を見てみると、大掛かりな舞台演出が随所にちりばめられています。
しかし能の場合、そのような舞台演出に頼らないのが特色です。

また通常舞台というと、幕で客席との間に境界線を設けています。
しかし能の場合、幕を用意せず開かれた空間にしている所も
ほかのジャンルにはない特性といえるでしょう。

チケットの購入方法

能は能楽堂という所で公演が開催されています。
この能楽堂の切符売り場に行ってチケットを購入する方法があります。
その他にも電話注文でチケットを調達する方法も可能です。

現在演劇のチケットを購入するにあたって、オンライン予約が一般的です。
このオンライン予約ですが能楽堂の場合、可能なケースとできないケースが
ありますのであらかじめ確認しておくことです。

能のチケットがどの程度の価格なのか気になる人もいるでしょう。
国立能楽堂の定期公演の場合、2300~4300円程度の価格で販売されています。
価格の高いチケットの方がポジションもよく、舞台も見やすい所に座席があります。

正面の席が最も見やすく料金も高いですが、注意すべき点があります。
それは中正面寄りの座席の場合、柱が視界に入ってきてしまうので舞台が
見えにくくなる可能性があります。

能を体験してみたい

能を観劇してしばらくして、ただ単に鑑賞するだけでなく
自分もチャレンジしてみたいと思う人もいるかもしれません。

日本中で皆さんも能を体験できるようなイベントが開催されているので、
興味のある人は参加してみるのはいかがでしょうか?

たとえばNPO法人が運営している船橋能楽倶楽部という所では、
能の演劇の中で使われる笛や鼓、太鼓を実際に体験できます。
こちらでは若い人は20代、年配の方だと70代くらいの人まで
参加しているのでどの年代の方でも気軽に参加できるのではありませんか?

その他にも能の普及活動を積極的に行っている団体もいくつかあります。
小中高校生のような子供たちのために能入門のイベントを開催している所もあります。

親子で参加できるようなイベントもありますので、興味のある人は自宅の近くで何か
ワークショップのようなものが開催されていないかどうか確認してみてください。